2019.07.14 sun
観劇後3ヶ月経ってますが当時の感想をつらつらと書きます。今更ですが。
ミュージカル『刀剣乱舞』 髭切膝丸双騎出陣2019 〜SOGA〜 の千秋楽公演をライブビューイングで観てきました。
今回、この作品に関しては賛否両論巻き起こっているようでしたが、私は賛成派です。
以下は、髭切膝丸が一番の推しではなく、ミュージカル刀剣乱舞のファンである人間が、好き勝手に書いている個人の感想です。
まずはじめに、双騎公演が発表された時は、加州清光単騎出陣のようなライブなのかと思っていました。なので、観劇して正直めちゃめちゃびっくりしました。
SOGAの副題がついたことや、キャスティングに加納さんが追加されたことも気にも留めていなかったです。後から思い返すと、加納さんがキャスト発表された時点でどのような方なのか調べていれば大体の予想はできたなと思います。
先に公演を見た膝丸推しの友人が、曽我物語の予習をしておいたほうがいいと教えてくれたので、ウィキとツイッターで軽く予習しました。結果的に言えばこの予習のおかげでかなり楽しめたので、この友人には感謝してもしきれないです。
予習中、雁のエピソードで三百年の子守唄の竹千代君を思い出し泣きそうになったり、あと髭切膝丸兄弟だとどちらかというと髭切のファンなので、曽我物語中の髭切の存在感の薄さに不安を覚えたりしました。
そして迎えた当日。
まずは1幕全体の感想を。
とにかく新鮮な演出に純粋に圧倒されました、口を開ければすごいしか出てこなかったです。
きっと、私が歌舞伎も能も知らないから、古典的なあの演出をすんなり受け入れられたのだと思います。
また、歌舞伎や曽我物を知らない私としては本当に予習していてよかったです。
髭切と膝丸が曽我兄弟を演じているという解釈を観劇中ごく自然に行っていたので、違和感なく1幕を観終わることができました。
観劇後否定的な意見を見ましたが、髭切膝丸が好きで加州清光単騎出陣のようなショーエンタテインメントを期待していたという意見、1幕はあくまで曽我兄弟の物語で源氏兄弟はいつ出るのかと不安になったという意見、解釈を観客に委ね過ぎ、説明不足すぎるという意見、どれも、言いたいことは分かるし、私も友人の予習アドバイスがなければ口をあんぐり開けて理解できぬまま1幕を終えていただろうと思います。
そして、2幕は脳が溶けました。
キラキラに殺されてしまいました。ふたりとも歌もダンスもハイレベルなので、とにかく観ていて楽しいです。衣装もかっこよすぎてやばいし。
何より、獣が、最高すぎました。死んでしまいそうになりました。
また、アレンジが加えられていた双つの軌跡がとっても素敵で……。
そして、双騎版刀剣乱舞の大サビの膝丸の歌詞、二振りが揃えばきらめきを放つ的なことを言っていたと思うのですが、これが心に刺さりました。
とにかく顔とダンスと歌が良すぎてそれしか覚えてないです。歌詞を聴くのはどうしても二の次になってしまう。
とにもかくにも獣の衣装最高すぎるので歌合で是非全員着てほしいですね。
早速再演も決まったことですし、再演時はぜひ生で見てみたい公演でした。