ピスタチオはみどりいろ

推し活のことをゆるゆる書きます。アイドル、お芝居、野球など

古い一眼レフ&レンズで野球を撮る~金欠女のカメラ備忘録~

みなさん、こんにちは。

最近はめっきり野球に沼り、アイドルの応援と同じかそれ以上の熱量で野球を応援しています。

さらに、軽い気持ちで手元にあった古い一眼レフを球場に持っていったら、写真を撮るのが楽しくて引き返せなくなりました。

ただし遠征費で万年金欠なので、カメラ機材にあまりお金をかけずに、古い機材で頑張って撮影しています。

2024シーズン開幕に向けて、自分の野球観戦時のカメラいろいろについて、忘れないように備忘録としてまとめておこうと思います。

費用をかけたくないけど一眼レフで写真撮ってみたい!って人の参考になる、かも……?

逆に手っ取り早くきれいな写真撮りたい方には全く参考にならない備忘録です!!

 

 

カメラ用語おさらい

あんまりカメラの用語くわしくないよ!って方に向けて、さっくりおさらいです。カメラ用語わかるよ!って方は飛ばしてください。

  • 焦点距離
    どこまで遠くを撮れるかの単位。かなりざっくり言うとズーム倍率みたいなもの。
    一般的に野球を撮影するには300mmか400mmは必要といわれてます。

  • APS-C機、フルサイズ機
    一眼レフの種類。センサーサイズというものが違います。
    詳しい説明は割愛しますが、フルサイズ機のほうがきれいな写真を撮れる一方、APS-C機は上記の焦点距離がフルサイズと同じレンズを使った場合1.5~1.6倍されるため、遠くが撮れます。
    野球撮影においてはAPS-C機のほうが有利。

  • AF、MF
    AF(オートフォーカス)、MF(マニュアルフォーカス)。
    AFはカメラとレンズが勝手にピントを合わせてくれる。最近のカメラだと勝手に選手の瞳にピントを合わせ続けてくれる機種等もあり、めっちゃ便利。
    MFは自分でピントリングを回してピントを合わせます。野球撮影の大敵である網(ネット)を抜きやすい一方、素早く正確にピントを合わせるには練習が必要になります。

  • シャッタースピード
    分母の数字が大きくなる(スピードを上げる)ほどシャッターが開いてる時間が短くなります。
    シャッタースピードを上げるとボールや選手の動きがぶれずに止まった写真を撮れますが、そのかわり、光を取り込む時間も短いので暗い写真になりやすいです。
    野球は1/500~1/1000ぐらいで撮っている人が多いイメージ。

  • ISO感度
    数字が大きいほど明るい写真が撮れます。ただし、カメラの最大値に近づくと画質が落ちます。
    最新のカメラだとISO25600とか40000とか100000超えまで撮れるものも。

  • F値
    小さいほどボケが強くて明るい写真、大きいほどピントが全面に合っていて暗い写真になります。

  • テレコンバーター
    レンズの焦点距離を伸ばして、より遠くを撮れるようにする補助レンズ。
    その代わりレンズのF値が上がって暗くなります。また、テレコンつけると画質が落ちやすいといわれています。

 

わたしの使用機材(2024.2現在)

  • ボディ ⇒ Canon EOS Kiss x50 (2011年発売)
    学生の頃バイト代を貯めて購入した、エントリーモデルの一眼レフです。
    当時3万円ほどで購入。
    本当に最低限の機能しか搭載されていないAPS-C機。
    ISO最大6400、連写性能はまさかの1秒あたり3枚!笑うしかない!
    ただ、機能が限られている分、本体が軽い&電池持ちがいいのがメリットです。

  • レンズ ⇒ SIGMA 70-300mm F4-5.6 DG MACRO (2005年発売)
    2022年に野球撮影のために購入。当時中古で8000円ほど。今はもう少し値上がりしてるかもです。
    古いレンズなのでAFがとにかく遅く、なかなかピントが合いません。おかげで日々MF撮影の腕が磨かれております。
    また、このレンズには手ぶれ補正機能がないので、重いレンズを支える腕の力を試されます。同じラインで手ぶれ補正機能付きモデルもあるので、ちょっと高いけどそっちにしとけばよかった。マクロ撮影やらんし。
    APS-C機に装着するので焦点距離は112‐480mm相当になるのですが、正直これでも足りないと思うことがしばしば……

  • テレコンバーター ⇒ Kenko 1.5x TELEPLUS SHQ (発売時期不明)
    2024シーズンから導入予定。
    2024春季キャンプで480mm換算では全然足りないことを実感して帰ってきたので新レンズを検討するも、そんなお金どこにもないので苦肉の策です。
    まずレンズが古いので、装着できる&動作確認できてる情報があるテレコンを探しまくってこちらの商品にたどり着きました。発売時期不明て。
    ちなみに中古で4000円ほど。レンズ新調よりはるかに安い!
    テレコンつけると解放F値が上がって暗くなる&画質が悪くなるので、ただでさえ暗いメイン球場(京セラD)で使い物になるかは正直博打なところはあります。
    それでも焦点距離が約1.4倍される=600mm超えてくるのは魅力なので、とりあえずオープン戦でお試ししてきます!

  • iPhone用SDカードリーダー
    SDカードとiPhoneをつなぎ、撮ったデータをすぐにiPhoneでみられるようにするためのもの。Amazonで2000円くらいで売ってます。
    古いカメラなのでBluetoothでデータ飛ばしたりはできないので物理的にデータ取り込み。
    カメラの液晶ではピントあってるように見えても実際は甘いことが多々あるので、合間でちょこちょこiPhoneに取り込んで確認したりしています。

 

撮影時の設定

だいたいシャッタースピード優先モード(Tvモード)、ISO自動(上限3200)、シャッター速度1/250~1/800ぐらいで撮ることが多いと思います。

あまりにも暗かったらISO6400まで上げることも。

連写性能がぽんこつなカメラなので、保存はJPEG一択。RAWで連写できません。

2023シーズンまではおっそいAF使って頑張って撮ってたのですが、2023秋季キャンプ以降からはMFメインで頑張って撮ってます。

焦点距離ですが、京セラドーム下段の内野席でバッターボックスやマウンドのプレーを撮るのであれば、フルサイズ換算500mmあればそれなりに撮れる気がします。

ただ、外野の選手やベンチの様子、プレー中の選手の表情など、あとキャンプでの練習風景を撮りたいのであれば、正直500mmでは足りないな~と感じています。

 

古い機材で撮るにあたって気を付けていること

色味はあとから補正することが多いので、とにかく明るさとピントに気を付けて撮ることを心がけてます。特にピントほんとに難しい。

AFが遅いので、MFで静止状態の選手にピント合わせる→動き始める少し前から連写、が多いです。マウンドとバッターボックスはこれでも撮れます。

幸い野球は静と動がはっきりしているスポーツなので、常に動き続けるスポーツよりは撮りやすいとは思うのですが、野手の捕球や走塁はMFでは非常に撮るのが難しいです。動いてるとこ撮りたかったらカメラ買い替えなきゃ今の私の腕では無理ですね。

あとは高感度耐性がないので、ISO6400で悲しいくらいにノイズが乗ります。できることならISO3200までで撮りたいですが、レンズも球場も暗いのでどうしてもシャッタースピードを少し落として撮る必要が出てきます。

画角については、最新の画素数が多い機種だと引き気味で撮っておいて後でトリミングでアップにしてもきれいな画像になりますが、古い機種なので画質を保ちつつトリミングできる範囲に限度があります。なので、引き気味の画角も寄り気味の画角も両方撮っておくのが一番いいかなと思っています。

 

カメラの持ち運び

一番ほかの人がどうやってるのか気になるのはこれかもです。

現状は望遠レンズつけたままハクバのソフトケースに入れて、ユニやタオルが入ったトートバッグやリュックの中に突っ込んでます。

球場でレンズ装着はしたくないのでこのスタイルだったのですが、テレコン導入によりソフトケースのサイズが合わなくなったのをきっかけに、持ち運びの時にマウントに負荷をかけるのもよくないのかなあと思っているので、どう変えようか悩んでます。

 

こんな写真が撮れます

9割京セラドームで撮った写真です。ほとんどの写真で撮影後色調補正をしています。トリミングはやったりやらなかったりです。

うまく撮れた写真もそうでない写真も正直に載せます!ピント甘くても石投げないでください!!

参考に、カメラの設定と座席どこで撮ったかも載せておきます。

 

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京セラD ISO1250 304mm f5 1/320)

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京セラD ISO3200 480mm f5.6 1/400)

 

☝こちら2枚は京セラD一塁側内野S指定席最前列より撮影。

座席が神席だったのでダグアウト前でキャッチボールしている選手の表情をきれいに撮れました。また、バッターボックスも十分アップで撮影できてます。ちなみにトリミングほぼなしです。(水平取れていないのを直したぐらい)

 

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京セラD ISO3200 420mm f10 1/250)

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京セラD ISO3200 480mm f8 1/250)

 

☝こちらは京セラD一塁側A指定席より撮影してます。

A指定席でもS寄りの前のほうを狙って座席を取ると、マウンドとバッターボックスは十分撮影できます。この時はあまり前方の席ではなかったので、ネットの主張が激しくなっています。

外野の選手はちょっと遠くて、表情を撮るのは厳しい……

 

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京セラD ISO3200 480mm f6.3 1/500)

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京セラD ISO6400 480mm f5.6 1/800)

 

☝こちらは京セラD三塁側上段内野指定席より撮影。

一塁側ベンチや左バッター、右ピッチャーを撮りたいときは三塁側の下段の座席を選ぶのもおすすめです。

上段からなのでやっぱり遠いですね。

ベンチは暗く、なかなか撮影が難しいです。ハイタッチの様子を撮りたかったのですが、ここまでが限界です。

あとから色味の補正をかけているのですが、ISO6400まで上げて撮ったので、かなり画質が悪くなってしまっています。

 

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杉本商事 ISO640 342mm f5 1/800)

 

☝こちらは杉本商事バファローズスタジアム舞洲のバックネット裏から撮りました。

中段ぐらいの席だったのでやはりネットの主張は強めです。ただ、投手を正面から撮影できてとても良い席でした!

 

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(清武総合運動公園 ISO1200 480mm f6.3 1/1000)

 

☝こちらは春季キャンプにて。サブグラウンドの中央付近で練習されていたので、かなり遠くて撮影に苦労しました。

 

最新の機材じゃなくても割とどうにかなる

正直、野球の写真を撮っていて一番大事なのは、選手をかっこよく撮りたいという気合いと根性、あとは良い場面に出くわす運だと思っています。

もちろん最新の機材のほうがお手軽にこれよりきれいな写真を撮れますが、古い機材で試行錯誤しながら写真を撮るのも楽しいですよ!

2024シーズンも全力で選手を応援しつつ、もっといい写真が撮れるように努力したいなと思ってます。

この記事がどなたかの参考になればうれしいです。

 

2019年で立ち止まっている私へ、2023年の私より愛を込めて

 

久しぶりにブログを書きます。

どうしても書いて残しておきたいことがあったので。

 

先日、大好きな関ジャニ∞さんのドームツアーに行ってきた。

そこでようやく2019年から止まっていた自分の気持ちと向き合えて、前に進めたので、これはその記録です。

 

関ジャニ∞さんは、私が一番大好きなアイドルだ。

幼い頃からずっと安田さんを応援していて、でももちろんメンバーみんな大好きで、いつも元気をもらっている。

 

2018年からの数年間、本当にいろいろなことがあった関ジャニ∞さん。

色々あったけど、私はずっと同じ気持ちで関ジャニ∞さんを応援してきたつもりだった。

けど、去ってしまった2人のことは、確かに心に引っかかっていた。

特に、錦戸さん。

でも、「今のエイトより7人のエイトのほうが良かった」なんて思いたくなかったので、去ってしまった2人についての心残りに、気づかないふりをした。

関ジャニ∞の渋谷さん、錦戸さん」が大好きだったんだなぁと、今なら当時目を背けていた自分の気持ちがよく分かる。

 

GR8EST、十五祭も、その当時は余計なことなど考えず、最高に楽しんで参戦した。

本当に楽しくて、満足して帰ってきた。

でも、今思い返すと、その2つのコンサートの記憶は断片的にしかない。

楽しかった記憶に蓋をしてしまうほど、その後の衝撃(錦戸さんの脱退発表)は自分にとっては大きすぎた。

 

そんなこんなで、あれほど大好きだった過去の円盤(十祭円盤や、エイタメ円盤)が辛くて見れなくなってしまっていた。

エイタメJAMの円盤に関しては、思い出のツアーだったからと、発売からしばらくしてから買ったはいいものの一度も開封していなかった。

 

2021年冬、8beatアリーナツアーに参戦した。

47地元公演が外れて行けなかったので、久々に会える関ジャニ∞さんとの時間が本当に楽しくて、いい思い出しかないツアーだけど、これが終わってもまだ過去の円盤は見れなかった。

 

2022年夏、18祭スタジアム。

自分にとっての初めての関ジャニ∞さんの野外ライブ、とっても素敵な思い出になったけど、過去の円盤はまだ見れない。

 

そして2022年冬、18祭ドームツアー。

5人でドームに帰ってきた彼らは、久々に戻ってきたドームという会場に変に気負うこともなく、自然体で、今とっても楽しいよ!とたくさん表現してくれていた。

おそらく、今までのツアーでも彼らは同じことを表現してくれていたのだろう。

自分がそれを受け止められていなかっただけで。

2022年12月25日、ひとり初めてのナゴヤドームに赴き、ライブを見たときは、まだ自分はその気持ちを受け止めきれていなかった。

クリスマスコンサートは本当に楽しかった。

でも、まだ過去の円盤は見れなかった。

 

年が明けて、2023年1月13日、15日。

慣れ親しんだ京セラドーム大阪で、いつもコンサートに一緒に入る友人とライブを見た。

どうしてだろう。ツアーに入るのは2回目、3回目なのに、なぜか全部初見みたいに新鮮に感じた。

彼らの言葉が、行動が、どんどん心に染み渡った。

そして、ここで、彼らの「色々あったけど、今この瞬間が一番楽しいよ!」という気持ちが、やっと自分に届いた。

それは横山さんの言葉のおかげかもしれないし、安田さんの、眼鏡を外して会場を見る優しい眼差しのおかげかもしれない。

決定的なきっかけは正直今もわかっていない。

でも、会場の力は大きかったかもしれない。京セラドーム大阪は、自分にとって本当にたくさんの思い出が詰まった会場だった。

2019年の十五祭、ここ京セラドーム大阪で止まっていた自分の中の時間が、2023年の18祭でやっと動き始めた。

 

今回のツアーで、「愛してる!」と何度も伝えてくれたメンバー。

その愛で、自分も一歩踏み出せたのかもしれない。

そして、それに応えて「愛してる!」って伝えられた。このコロナ禍のご時世に、声出し解禁されて直接愛を自分の口から伝えられるなんてなんて幸せなことだろうか。

 

ツアーから帰ってきて、今の関ジャニ∞が大好きだという気持ちが止まらなくなった。

 

2023年1月16日。おもむろに、ずっと開けていなかったエイタメJAMの円盤を手に取った。

今なら開けられる気がした。

数年の時を経て円盤を開封。本当に買ったきり封印していたので、ビニールを剥がしてすらない。ビニールをぴりぴりと裂き、ディスクをデッキに入れる。

 

正直ドキドキした。でも勢いで再生した。

 

そこには本当に本当に楽しくて大好きだったツアーの映像があった。

 

エイタメJAMツアーは、7人の関ジャニ∞最後のツアーであり、自分にとっては初日札幌ドーム、京セラドーム大阪、オーラス福岡ペイペイドームまで参戦して駆け抜けた、本当に大好きだった、1番思い入れのあるツアー。

だからこそ、今の関ジャニ∞よりこの時の方が良かったと思いそうでずっと開けられなかった。

でも、この円盤を見て、「この時のほうが良かった」という気持ちは一切沸かなかった。

純粋に、円盤を見ている時間はめちゃめちゃ楽しかった。

あるのは「この時も楽しかったな!」という思いだけだった。

ここで、やっと前に進めたことを自分で実感した。

なんだかもやもやがスッキリして、そして関ジャニ∞さんが好きだという気持ちだけが溢れている。

 

メンバーのみなさん、関ジャニ∞でいてくれてありがとう。

たくさんの思いと愛を届けてくれてありがとう。

いつまでもいつまでもずっと、これからもこれからもずっと、大好きです。

 

 

ライブビューイング 髭切膝丸双騎出陣2019 〜SOGA〜

2019.07.14 sun

 

観劇後3ヶ月経ってますが当時の感想をつらつらと書きます。今更ですが。

 

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ミュージカル『刀剣乱舞』 髭切膝丸双騎出陣2019  〜SOGA〜 の千秋楽公演をライブビューイングで観てきました。

今回、この作品に関しては賛否両論巻き起こっているようでしたが、私は賛成派です。

以下は、髭切膝丸が一番の推しではなく、ミュージカル刀剣乱舞のファンである人間が、好き勝手に書いている個人の感想です。

 

まずはじめに、双騎公演が発表された時は、加州清光単騎出陣のようなライブなのかと思っていました。なので、観劇して正直めちゃめちゃびっくりしました。

SOGAの副題がついたことや、キャスティングに加納さんが追加されたことも気にも留めていなかったです。後から思い返すと、加納さんがキャスト発表された時点でどのような方なのか調べていれば大体の予想はできたなと思います。

先に公演を見た膝丸推しの友人が、曽我物語の予習をしておいたほうがいいと教えてくれたので、ウィキとツイッターで軽く予習しました。結果的に言えばこの予習のおかげでかなり楽しめたので、この友人には感謝してもしきれないです。

予習中、雁のエピソードで三百年の子守唄の竹千代君を思い出し泣きそうになったり、あと髭切膝丸兄弟だとどちらかというと髭切のファンなので、曽我物語中の髭切の存在感の薄さに不安を覚えたりしました。

 

そして迎えた当日。

まずは1幕全体の感想を。

とにかく新鮮な演出に純粋に圧倒されました、口を開ければすごいしか出てこなかったです。

きっと、私が歌舞伎も能も知らないから、古典的なあの演出をすんなり受け入れられたのだと思います。

また、歌舞伎や曽我物を知らない私としては本当に予習していてよかったです。

髭切と膝丸が曽我兄弟を演じているという解釈を観劇中ごく自然に行っていたので、違和感なく1幕を観終わることができました。

観劇後否定的な意見を見ましたが、髭切膝丸が好きで加州清光単騎出陣のようなショーエンタテインメントを期待していたという意見、1幕はあくまで曽我兄弟の物語で源氏兄弟はいつ出るのかと不安になったという意見、解釈を観客に委ね過ぎ、説明不足すぎるという意見、どれも、言いたいことは分かるし、私も友人の予習アドバイスがなければ口をあんぐり開けて理解できぬまま1幕を終えていただろうと思います。

 

そして、2幕は脳が溶けました。

キラキラに殺されてしまいました。ふたりとも歌もダンスもハイレベルなので、とにかく観ていて楽しいです。衣装もかっこよすぎてやばいし。

何より、獣が、最高すぎました。死んでしまいそうになりました。

また、アレンジが加えられていた双つの軌跡がとっても素敵で……。

そして、双騎版刀剣乱舞の大サビの膝丸の歌詞、二振りが揃えばきらめきを放つ的なことを言っていたと思うのですが、これが心に刺さりました。

とにかく顔とダンスと歌が良すぎてそれしか覚えてないです。歌詞を聴くのはどうしても二の次になってしまう。

 

とにもかくにも獣の衣装最高すぎるので歌合で是非全員着てほしいですね。

 

早速再演も決まったことですし、再演時はぜひ生で見てみたい公演でした。

 

G20サミット期間中に大阪へ観劇遠征したことなど。

舞台「文豪ストレイドッグス 三社鼎立」

2019.6.29 sat

森ノ宮ピロティホール

 

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こちらをG20大阪サミット期間中に観劇してきました。

 

今回の観劇は、タイトル通り舞台の内容以外のところで色々ありすぎて大変でした……。

この記事は純粋な観劇の感想ではなく、遠征の感想と観劇の感想がごちゃまぜになってしまいますのでカテゴリも変えてます。(普段はお芝居カテゴリで観劇の感想を書いています)

 

当初公演チケットを購入した際はG20大阪サミットの事など全く頭に入っておらず、いつも通り日帰りで観劇して帰ってくるつもりでいました。そのため、遠征のための高速バスチケットを購入しようとした際に、初めて事の重大さを認識することとなります。

私の地元から大阪へは高速バスでの遠征が一般的なのですが、サミットに伴い道路規制が行われるため、6/27-30の4日間、大阪便は全社ほぼ全便運休。

私がそれを知ったのは、公演10日前。完全にサミットのことなど気にしていなかったので一瞬思考回路が停止しました。日頃ニュースを見ていないツケが回ってきたんだと思います。

 

高速バスで大阪に行けないとなると、別の交通手段を考えなければなりません。

以前友人がフェリー+電車乗り継ぎで大阪まで行けると言っていたことを必死に思い出し、フェリー会社にG20期間中の運航確認の電話をしました。期間中問題なく運行していること、電車を乗り継いで難波まで行く場合割引券があること、人間のみの乗船の場合予約ができないこと、乗船集合時間のことなど担当の方に丁寧に教えていただき、一安心。フェリーで大阪に行くことが決定しました。

あとから別の友人に聞いた話ですが、高速バスの大阪便は全便運休でしたが、三ノ宮までの便は運行していたので、そこから電車に乗り換えるという手もあったそうです。私は思いつきもしなかった……。

 

交通手段がフェリーに決まったのはいいですが、そうすると今度は公演終了時間とフェリーの運行時間の問題で日帰りができなくなりました。

そこで慌てて宿を確保。節約のために大阪遠征で宿泊の必要があるときはいつもネットルームにお世話になっています。今回も空室残りわずかでしたが無事に宿を確保できました。ここはあと少し遅ければ間に合ってなかったと思います。ギリギリセーフ。

 

こうしてバタバタと遠征の準備が整い、不安いっぱいの中で公演日を迎えることとなりました。

 

交通手段の問題以外にも、コインロッカーが使えない問題に直面しました。

ただの一人旅なら一泊程度なら大きめリュックにサコッシュという荷物少なめスタイルで行くのですが、今回は観劇+ネットルーム宿泊のため荷物が増える。結果、大きめリュックにキャリーバッグという立派な遠征装備で行くこととなりました。

でもこんな大荷物、どこかで預けられなかったら大変。普段なら劇場で荷物預かりをしてくれたり、劇場内にコインロッカーが設置してあったりするのですが、今回はそれも無いのです。

幸い、大阪に到着してから公演まで時間に余裕があり、先に宿泊先にチェックインして荷物を預けることができたので事なきを得ました。

 

大阪に着いた途端、警察官の数にビビりました。どこに行っても警察官がいる……。

入場時も、普段とは全く違う厳戒態勢。事前に荷物チェックがあることは知っていたので心構えはしていたのですが、荷物チェック→金属探知機チェック→入場の流れはドキドキしました。

また、一度入場してしまうと再入場が不可だったことから、劇場内のお手洗いは普段以上に混雑していた印象です。

 

 

肝心の観劇の感想ですが、とにかくアクションがすごい。敦くんの運動量が半端ない。

また、プロジェクションマッピング等に頼らずほぼ人力で異能を表現していたのがとても印象深く、アンサンブルの皆さんに感動しました。

私は観劇時には漫画も未読、アニメも未視聴、唯一やっていたのはスマホアプリゲームを少しのみだったので、想像力をフル回転させて観劇したのですが、これが楽しくて。後から答え合わせのためにスマホアプリゲームをやり込んで、すっかりハマってしまいました。

 

お話の中で一番好きになったのが、ルーシー。彼女の境遇と葛藤と選択に、心打たれました。敦とルーシーが再会し対話する場面、あの場面が 本当に心に残っています。

また、旧双黒の2人が口喧嘩しながらもお互いを信頼して共闘するシーン、とてもかっこよかった!2人のファンがとても多いことにも納得です。コミカルさも残しつつとてもかっこいいって、素晴らしいですね。

 

舞台の終盤、新双黒が共闘し、ラックライフさんの劇中歌が流れ、一番盛り上がるシーンは、残念ながら集中して観劇することができませんでした。

というのも、私の目の前の席が小学生中学年〜中学生ぐらいの男の子、その子の隣に保護者さんが座っていて。男の子がとにかくじっとしていられないらしく、物語が進むにつれてごぞごぞ動く動く動く……。横を向いたり、前のめりになったり、こちらを見てきたり。そして動くたびに保護者が男の子を叩いたり、戻したり。

目の前でそれを繰り広げられて、終盤にはほぼ動きっぱなし。私はそういうことをされると特に集中力を削がれるタイプなので、物語の一番盛り上がるシーンを必死に目に焼き付けようとしていたのですが、全く頭に入ってきませんでした……。(あまりにもひどかったので一度だけ注意をしたのですが、子供相手のため全く効果はありませんでした)

あのシーンは、これから配信かアニメで改めて楽しもうと思います。dアニメストアで配信があるので、これを機に入会してきました。ゆっくり観返すのが楽しみです。

 

 

観劇後は友人と美味しいお肉を食べて心身共に回復し、次の日もフェリーで無事に帰ってきました。帰りのフェリーは疲れからかびっくりするほど熟睡したので一瞬で地元に着きました。横になってゆっくり寝られるのは、フェリーのいいところですね。

 

今回、本当に色々なことがありましたが、無事に観劇して帰ってこれたので良かったの一言につきます。

そして、自分でも驚くほど、文ストという作品に興味が湧いているので、過去の舞台公演やアニメ、そして大千秋楽で発表された実写映画化など楽しみたいと思っています。

貴重な経験と引き換えにどっと疲れた遠征でした。でも、不思議と楽しかったです。趣味のためなら動ける、どこかからパワーが湧いてくることを実感した2日間でした。

 

 

LOOSER~失い続けてしまうアルバム~

2019.6.16 sat

森ノ宮ピロティホール

 

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マチネ公演を観劇してきました。


今回、この観劇に臨むにあたり、Twitterで話題のブルーベリーサプリを試してみました。

正直半信半疑だったのですが、これがめっちゃ効きました……びっくりした……。

こういうサプリメントは効果に個人差があると思うのですが、私はクリアに舞台が見えて満足でした。次の舞台でもお世話になります。

 

TEAM NACSのオリジナル版は全く観たことがなく、今回が初めてのLOOSER観劇でした。評判が高い舞台ということで、楽しみに劇場へ。

 

以下、ネタバレ含む感想です。

 

最初新選組4人が出てくる時の光の演出が、ベタだけどかっこいい。

ここからどのように物語が始まるんだろうとワクワクしました。

それが実はドラマの撮影のリハで……っていうストーリーの流れ、自然に現代パートに入り込めて、うまいな〜と思いました。


観劇していて思ったのですが、このお芝居の笑いのセンスがめちゃめちゃ好きです。誰でもわかりやすいモノマネや明るい下ネタ、メタ視点などなど。どれもツボで、すっごく笑いました。

序盤のプロデューサーさんもそうだし、武田鉄矢さんのモノマネも、中盤のお相撲さんも、大和屋さんも面白かった。

沖田くんの前の役者が魚顔とか、TEAM NACSいじりが入ってるのとかも笑いました。(私はTEAM NACSさんはあまり知りませんが、それでも面白かったです)

序盤の殿様ゲームとか、あぶらあるばむゲームとか、本当にに声出して笑いました。こんなにたくさん笑えるお芝居を生で観たのって久々かもしれないです。


芹沢鴨のイメージがどうしても悪役なので、ああいう陽気で粋な鴨さんが新鮮でした。観劇後、TEAM NACS版からとても人気の高いキャラクターだと聞いて、納得です。鴨さんの生き様、かっこよかった。鴨さんの退場シーンでは思わず涙を流してしまいました。

 

あと、土方さんが坂本龍馬を演じていたという劇中の設定。これには非常に驚かされました。

とにかく土方さんに終始びっくり。

この舞台は5人ですべての役を演じているので、リバーシブルの羽織を活用していますが、新選組の人間を演じる時は新選組柄の羽織、長州藩側の人間を演じる時は黒い羽織を着ます。

土方さんは舞台上でこの羽織を裏返して暗躍する訳ですが、この羽織の裏返し方がとにかくかっこいい。

土方歳三から坂本龍馬になる瞬間。坂本龍馬から土方歳三になる瞬間。華麗な羽織捌きと、ガラッと変わる雰囲気に圧倒されました。

 

私達は史実を知っているわけで、土方歳三坂本龍馬であったとしたなら本来の史実には絶対に辿り着かない。ならどうやって史実通りになるように物語を持っていくんだろうと思いながらドキドキして見ていたのですが、主人公シゲが土方さんを止めることによって歴史が正しい流れに動いたんですね。

シゲが土方さんと桂さん相手に対峙するシーン、彼の言葉に胸を打たれました。

 

最初はほんとにどこにでもいる現代人、どちらかというとダメ人間のシゲ。

歴史上の人物と触れ合うことによって自分で色々と考えて、一生懸命自分なりに出した答えがあのラストの総理大臣になるという発言かと思うと、心があたたかくなります。

夢の中で一度死んでるから、今は何も怖くないという台詞がありますが、それはシゲが成長したからこそ言えるのではないかなと思いました。


このお芝居、皆さん1人で何役も演じるのほんとに大変だと思うんですが、全然違和感がなくて。永倉さんや藤堂さんのように、演じる上でビジュアル的に明らかに違和感が出そうなところはうまく笑いに変えていて、本当にすごかったです。

今回の5人、皆さん演技力高い。一瞬でシーンも変わるし、袖にはけた次の瞬間には別人を演じなければならない。でも違和感を感じることはなかったです。

俳優さんってやっぱりすごいなぁ〜!と感動しました。


そして最初のあの謎の薬の人、土方さんだったんですね?最初全然意識して見ていなかったので、ちょっと後悔。もう1回よく見たい!笑

この他にも細かいところでいっぱい見たいところがあって、1回の観劇では足りないですね……。

初回観劇時の自分なりの感想を踏まえて2回目を観たいです。これは割とどの舞台にも当てはまることですが笑


もう一度色々なところに注目しながら観たいので、DVDを買おうか悩んでいます。

あと、余裕があればTEAM NACSのオリジナル版も見てみたい!こちらも映像化されてるみたいなので、本当に余裕があればなのですが。

 

総じて笑いとシリアスのバランスが良い舞台だと思いました。とても面白かったです!

 

 

ニッカリ青江プレミアムウィーク

2019.6.8 sat

香川県丸亀市

 

刀剣乱舞の推しキャラの一人、にっかり青江のモデルとなった刀『ニッカリ青江』が2年ぶりに展示されるということで、見に行ってきました。

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今回の展示はニッカリ青江がメインなのではなく、あくまで丸亀城石垣復興支援がメイン。

私のお目当ては刀剣乱舞コラボのチャリティグッズであるクリアファイルの購入と、ニッカリ青江とその復元刀を見ることです。正直丸亀に行くことを楽しみに1週間死ぬ気で仕事を頑張りました。

 

朝の8時前に丸亀城に到着。ツイッターで先人の情報を見ていたので、すぐにクリアファイル物販列へ並びます。

このクリアファイル、大変人気が高く、1人1個の購入制限があるにもかかわらず早く並ばないと売り切れてしまうらしいです。

行列の最後尾を示すパネルが洒落が効いててとっても素敵だったので、持参していたぬいちゃんと記念撮影しました。

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並んでいるときに、ご当地キャラのじゅうじゅう君が募金箱を持って列を回ってくれました。

これ、とってもいい考えだと思います。もちろん募金しました。

1時間ほど並んでクリアファイルを買えたので、次は資料館へと向かいます。

 

資料館の1階には、丸亀城型の巨大募金箱が設置されていました。

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クオリティ高すぎてすごい……。ちなみに、窓からお金を入れる方式です。

 

いよいよ念願のニッカリ青江の展示へ。展示室は2階です。

私は刀の知識はほぼ全くと言っていいほどありません。なので、以下は素人の感想です笑

まず、ニッカリ青江の復元刀。現在のニッカリ青江は脇差ですが、もとは太刀だったそうで、太刀であった頃のニッカリ青江を復元したものが展示されていました。太刀なだけあって大きくすらっとしていて、美人な感じです。本科とは違った印象を受けました。

そして、ニッカリ青江本科。こちらもとてもつやつやで美しい……。京極の四ツ目紋が入った金のハバキがかっこいいですね。茎を見ると、脇差にする際に後から切られてしまったのがよくわかります。

ニッカリ青江は刀身が厚くてしっかりしているところが好きだなあと見ていて思いました。どっしり?ずっしり?していて、かっこいいです。

じっくりニッカリ青江を見たあとに、展示室の隣の部屋で刀剣乱舞のにっかり青江のパネルが展示されているのでばっちり撮影して、資料館を出ました。

 

資料館前の広場で出店等が出ていたので、今度はそちらを回ります。

ニッカリ青江が切ったという石灯籠のレプリカが展示されているのを見て大興奮……!

ぬいぐるみ等と一緒に撮影している人も多く、私も推しのぬいぐるみと一緒に撮影させてもらいました。

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私の前に並んでいたお姉さん2人組は、斬る役が石灯籠ごと斬られる役をバッサリ、というシチュエーションの写真を撮っていて、その手があったか〜と感心。

お姉さんたち、めちゃめちゃ楽しそうでした。

 

そのまま広場でクレープを買って、休憩。

このクレープも売上金の一部が石垣復興資金に当てられるということで、美味しいもの食べて復興に協力できるなんて素晴らしいです。

クレープ、おいりが乗っていてめちゃめちゃ可愛かったのですが、痛恨の写真ミスで画像が残っていません……。

抹茶とあんこときなこのクレープで、とっても美味しかったです。和菓子好きな方にはオススメな味です。

 

広場には休憩スペースが用意されていて、とても助かりました。テントになっているので日差しも避けられるし、ゆっくり座れるのはありがたいです。

スペース内にアンケートが置かれてたので、ちゃんと書きます。今回、ニッカリ青江の展示が嬉しかったので、アンケートは積極的に書きました。

観光案内所の方でも店員さんに声をかけるとアンケートに答えることができて、なんとお礼にじゅうじゅう君のチロルチョコがもらえました。

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案内所の店員さん、お忙しいのに丁寧に対応してくださって、本当にありがとうございました。

 

2年前のニッカリ青江展示の際よりもとても人が多かったのですが、クリアファイルの販売も手際が良く、スタッフさんたちも親切で、そして、石垣復興のためという本来の目的が大変わかりやすく、とても良かったです。満足して帰ってきました。

 

丸亀城の石垣が、早く元の美しい姿を取り戻せますように願っています。

 

舞台「桃源郷ラビリンス」

2019.4.13 sat 

おかやま未来ホール

 

少し前に観劇した公演になりますが、感想を覚えている範囲で書いておけたらと思います。

良いなと思ったことはもちろん、微妙だなと思ったことも素直に書くので、ご注意ください。

 

こちらの公演は、ツイッターで情報が流れてきてるのを見て興味を持って、公演一週間前ぐらいに一般でチケットを取りました。

原作は小説のようですね。

ニコ生で公演直前にやってた東京公演アーカイブ配信はネタバレが嫌で見ることができず、予習無しで岡山へ。

岡山で観劇するのは初めてなので超新鮮でした。桃太郎伝説が元になっているから岡山で公演なんですね。

 

幕が上がってまず一番に思ったのが、キャラが多いな!ということ。

オープニングが全員でのダンスというのが予想外でめちゃめちゃ驚きました。大人数でのオープニングダンスは圧巻。

 

序盤のシーンで小道具絡みのアクシデントがあったのですが、桃太郎がアドリブで笑いに変えてくれました。さすが。

 

ストーリー的には、若干説明不足なところも多かったですが、初見でもなんとか付いて行けた感じです。桃太郎が鬼を倒すっていう王道のストーリーをメインにしつつ、「こうきたか!」と思わせる展開が散りばめられていました。

ただ、前半に比べて後半の展開が駆け足で、全体のテンポとしては少し悪いかな?というのが率直な印象。

 

あと、やっぱり登場人物が多かったのでこの人どこの誰だっけ!ってなることが多々……。私が記憶力よくないのもあるけども。

童話の桃太郎の知識はもちろん必要ですが、酒呑童子茨木童子頼光四天王の知識がなければちょっと頭が混乱する。私は昔やってたスマホゲーのおかげで酒呑童子茨木童子坂田金時源頼光の四人はうっすら知ってたのですが、それでも、かなり混乱しました。

他にも、なぜ桃太郎の祖父は若いのか?茨木童子が綱に過剰反応するのは伝奇の影響?あの白髪の人(源文珠丸)はなんで一人だけあんな目立つビジュアル?などなど、知識不足も相まって観劇中に疑問が湧きまくる。

上にも書いたように後半の展開が駆け足だったこともあり、キャラが多い割に掘り下げができてないな〜という印象になってしまいました。このへんは原作をちゃんと読んでたら印象がだいぶ違いそうですね。

 

ちなみに酒呑童子茨木童子の二人はビジュアルが最高に私好みで、なおかつ劇中の二人の関係性もとても良かったです。酒呑童子のことを想う茨木童子が可愛すぎる。

 

観る前は、おとぎ話の桃太郎の転生者である桃太郎と鬼の転生者である尊を軸に話を進めるのかなあと思っていたけど、案外この二人が主軸って印象は受けませんでした。というより、尊の存在感がちょっと薄かったような気がします。鬼として覚醒してもっともっと大暴れするのかと思ってましたが、そんなことはなかった。

 

セットはプロジェクションマッピングのおかげで場面の切り替えが分かりやすかったです。

これは完全に余談ですが、推しのアイメイクが遠目から見ても分かるぐらいバチバチに濃くて、メイク濃いやん〜!!と心の中でツッコミ入れてました笑

 

明らかに続編がありますって感じで終わったので、続きは秋に公開が決定している劇場版になるんでしょうね。

続きは気になるので、もしかしたら観に行くかもしれないです。