ピスタチオはみどりいろ

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古い一眼レフ&レンズで野球を撮る~金欠女のカメラ備忘録~

みなさん、こんにちは。

最近はめっきり野球に沼り、アイドルの応援と同じかそれ以上の熱量で野球を応援しています。

さらに、軽い気持ちで手元にあった古い一眼レフを球場に持っていったら、写真を撮るのが楽しくて引き返せなくなりました。

ただし遠征費で万年金欠なので、カメラ機材にあまりお金をかけずに、古い機材で頑張って撮影しています。

2024シーズン開幕に向けて、自分の野球観戦時のカメラいろいろについて、忘れないように備忘録としてまとめておこうと思います。

費用をかけたくないけど一眼レフで写真撮ってみたい!って人の参考になる、かも……?

逆に手っ取り早くきれいな写真撮りたい方には全く参考にならない備忘録です!!

 

 

カメラ用語おさらい

あんまりカメラの用語くわしくないよ!って方に向けて、さっくりおさらいです。カメラ用語わかるよ!って方は飛ばしてください。

  • 焦点距離
    どこまで遠くを撮れるかの単位。かなりざっくり言うとズーム倍率みたいなもの。
    一般的に野球を撮影するには300mmか400mmは必要といわれてます。

  • APS-C機、フルサイズ機
    一眼レフの種類。センサーサイズというものが違います。
    詳しい説明は割愛しますが、フルサイズ機のほうがきれいな写真を撮れる一方、APS-C機は上記の焦点距離がフルサイズと同じレンズを使った場合1.5~1.6倍されるため、遠くが撮れます。
    野球撮影においてはAPS-C機のほうが有利。

  • AF、MF
    AF(オートフォーカス)、MF(マニュアルフォーカス)。
    AFはカメラとレンズが勝手にピントを合わせてくれる。最近のカメラだと勝手に選手の瞳にピントを合わせ続けてくれる機種等もあり、めっちゃ便利。
    MFは自分でピントリングを回してピントを合わせます。野球撮影の大敵である網(ネット)を抜きやすい一方、素早く正確にピントを合わせるには練習が必要になります。

  • シャッタースピード
    分母の数字が大きくなる(スピードを上げる)ほどシャッターが開いてる時間が短くなります。
    シャッタースピードを上げるとボールや選手の動きがぶれずに止まった写真を撮れますが、そのかわり、光を取り込む時間も短いので暗い写真になりやすいです。
    野球は1/500~1/1000ぐらいで撮っている人が多いイメージ。

  • ISO感度
    数字が大きいほど明るい写真が撮れます。ただし、カメラの最大値に近づくと画質が落ちます。
    最新のカメラだとISO25600とか40000とか100000超えまで撮れるものも。

  • F値
    小さいほどボケが強くて明るい写真、大きいほどピントが全面に合っていて暗い写真になります。

  • テレコンバーター
    レンズの焦点距離を伸ばして、より遠くを撮れるようにする補助レンズ。
    その代わりレンズのF値が上がって暗くなります。また、テレコンつけると画質が落ちやすいといわれています。

 

わたしの使用機材(2024.2現在)

  • ボディ ⇒ Canon EOS Kiss x50 (2011年発売)
    学生の頃バイト代を貯めて購入した、エントリーモデルの一眼レフです。
    当時3万円ほどで購入。
    本当に最低限の機能しか搭載されていないAPS-C機。
    ISO最大6400、連写性能はまさかの1秒あたり3枚!笑うしかない!
    ただ、機能が限られている分、本体が軽い&電池持ちがいいのがメリットです。

  • レンズ ⇒ SIGMA 70-300mm F4-5.6 DG MACRO (2005年発売)
    2022年に野球撮影のために購入。当時中古で8000円ほど。今はもう少し値上がりしてるかもです。
    古いレンズなのでAFがとにかく遅く、なかなかピントが合いません。おかげで日々MF撮影の腕が磨かれております。
    また、このレンズには手ぶれ補正機能がないので、重いレンズを支える腕の力を試されます。同じラインで手ぶれ補正機能付きモデルもあるので、ちょっと高いけどそっちにしとけばよかった。マクロ撮影やらんし。
    APS-C機に装着するので焦点距離は112‐480mm相当になるのですが、正直これでも足りないと思うことがしばしば……

  • テレコンバーター ⇒ Kenko 1.5x TELEPLUS SHQ (発売時期不明)
    2024シーズンから導入予定。
    2024春季キャンプで480mm換算では全然足りないことを実感して帰ってきたので新レンズを検討するも、そんなお金どこにもないので苦肉の策です。
    まずレンズが古いので、装着できる&動作確認できてる情報があるテレコンを探しまくってこちらの商品にたどり着きました。発売時期不明て。
    ちなみに中古で4000円ほど。レンズ新調よりはるかに安い!
    テレコンつけると解放F値が上がって暗くなる&画質が悪くなるので、ただでさえ暗いメイン球場(京セラD)で使い物になるかは正直博打なところはあります。
    それでも焦点距離が約1.4倍される=600mm超えてくるのは魅力なので、とりあえずオープン戦でお試ししてきます!

  • iPhone用SDカードリーダー
    SDカードとiPhoneをつなぎ、撮ったデータをすぐにiPhoneでみられるようにするためのもの。Amazonで2000円くらいで売ってます。
    古いカメラなのでBluetoothでデータ飛ばしたりはできないので物理的にデータ取り込み。
    カメラの液晶ではピントあってるように見えても実際は甘いことが多々あるので、合間でちょこちょこiPhoneに取り込んで確認したりしています。

 

撮影時の設定

だいたいシャッタースピード優先モード(Tvモード)、ISO自動(上限3200)、シャッター速度1/250~1/800ぐらいで撮ることが多いと思います。

あまりにも暗かったらISO6400まで上げることも。

連写性能がぽんこつなカメラなので、保存はJPEG一択。RAWで連写できません。

2023シーズンまではおっそいAF使って頑張って撮ってたのですが、2023秋季キャンプ以降からはMFメインで頑張って撮ってます。

焦点距離ですが、京セラドーム下段の内野席でバッターボックスやマウンドのプレーを撮るのであれば、フルサイズ換算500mmあればそれなりに撮れる気がします。

ただ、外野の選手やベンチの様子、プレー中の選手の表情など、あとキャンプでの練習風景を撮りたいのであれば、正直500mmでは足りないな~と感じています。

 

古い機材で撮るにあたって気を付けていること

色味はあとから補正することが多いので、とにかく明るさとピントに気を付けて撮ることを心がけてます。特にピントほんとに難しい。

AFが遅いので、MFで静止状態の選手にピント合わせる→動き始める少し前から連写、が多いです。マウンドとバッターボックスはこれでも撮れます。

幸い野球は静と動がはっきりしているスポーツなので、常に動き続けるスポーツよりは撮りやすいとは思うのですが、野手の捕球や走塁はMFでは非常に撮るのが難しいです。動いてるとこ撮りたかったらカメラ買い替えなきゃ今の私の腕では無理ですね。

あとは高感度耐性がないので、ISO6400で悲しいくらいにノイズが乗ります。できることならISO3200までで撮りたいですが、レンズも球場も暗いのでどうしてもシャッタースピードを少し落として撮る必要が出てきます。

画角については、最新の画素数が多い機種だと引き気味で撮っておいて後でトリミングでアップにしてもきれいな画像になりますが、古い機種なので画質を保ちつつトリミングできる範囲に限度があります。なので、引き気味の画角も寄り気味の画角も両方撮っておくのが一番いいかなと思っています。

 

カメラの持ち運び

一番ほかの人がどうやってるのか気になるのはこれかもです。

現状は望遠レンズつけたままハクバのソフトケースに入れて、ユニやタオルが入ったトートバッグやリュックの中に突っ込んでます。

球場でレンズ装着はしたくないのでこのスタイルだったのですが、テレコン導入によりソフトケースのサイズが合わなくなったのをきっかけに、持ち運びの時にマウントに負荷をかけるのもよくないのかなあと思っているので、どう変えようか悩んでます。

 

こんな写真が撮れます

9割京セラドームで撮った写真です。ほとんどの写真で撮影後色調補正をしています。トリミングはやったりやらなかったりです。

うまく撮れた写真もそうでない写真も正直に載せます!ピント甘くても石投げないでください!!

参考に、カメラの設定と座席どこで撮ったかも載せておきます。

 

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京セラD ISO1250 304mm f5 1/320)

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京セラD ISO3200 480mm f5.6 1/400)

 

☝こちら2枚は京セラD一塁側内野S指定席最前列より撮影。

座席が神席だったのでダグアウト前でキャッチボールしている選手の表情をきれいに撮れました。また、バッターボックスも十分アップで撮影できてます。ちなみにトリミングほぼなしです。(水平取れていないのを直したぐらい)

 

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京セラD ISO3200 420mm f10 1/250)

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京セラD ISO3200 480mm f8 1/250)

 

☝こちらは京セラD一塁側A指定席より撮影してます。

A指定席でもS寄りの前のほうを狙って座席を取ると、マウンドとバッターボックスは十分撮影できます。この時はあまり前方の席ではなかったので、ネットの主張が激しくなっています。

外野の選手はちょっと遠くて、表情を撮るのは厳しい……

 

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京セラD ISO3200 480mm f6.3 1/500)

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京セラD ISO6400 480mm f5.6 1/800)

 

☝こちらは京セラD三塁側上段内野指定席より撮影。

一塁側ベンチや左バッター、右ピッチャーを撮りたいときは三塁側の下段の座席を選ぶのもおすすめです。

上段からなのでやっぱり遠いですね。

ベンチは暗く、なかなか撮影が難しいです。ハイタッチの様子を撮りたかったのですが、ここまでが限界です。

あとから色味の補正をかけているのですが、ISO6400まで上げて撮ったので、かなり画質が悪くなってしまっています。

 

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杉本商事 ISO640 342mm f5 1/800)

 

☝こちらは杉本商事バファローズスタジアム舞洲のバックネット裏から撮りました。

中段ぐらいの席だったのでやはりネットの主張は強めです。ただ、投手を正面から撮影できてとても良い席でした!

 

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(清武総合運動公園 ISO1200 480mm f6.3 1/1000)

 

☝こちらは春季キャンプにて。サブグラウンドの中央付近で練習されていたので、かなり遠くて撮影に苦労しました。

 

最新の機材じゃなくても割とどうにかなる

正直、野球の写真を撮っていて一番大事なのは、選手をかっこよく撮りたいという気合いと根性、あとは良い場面に出くわす運だと思っています。

もちろん最新の機材のほうがお手軽にこれよりきれいな写真を撮れますが、古い機材で試行錯誤しながら写真を撮るのも楽しいですよ!

2024シーズンも全力で選手を応援しつつ、もっといい写真が撮れるように努力したいなと思ってます。

この記事がどなたかの参考になればうれしいです。