2019.6.16 sat
マチネ公演を観劇してきました。
今回、この観劇に臨むにあたり、Twitterで話題のブルーベリーサプリを試してみました。
正直半信半疑だったのですが、これがめっちゃ効きました……びっくりした……。
こういうサプリメントは効果に個人差があると思うのですが、私はクリアに舞台が見えて満足でした。次の舞台でもお世話になります。
TEAM NACSのオリジナル版は全く観たことがなく、今回が初めてのLOOSER観劇でした。評判が高い舞台ということで、楽しみに劇場へ。
以下、ネタバレ含む感想です。
最初新選組4人が出てくる時の光の演出が、ベタだけどかっこいい。
ここからどのように物語が始まるんだろうとワクワクしました。
それが実はドラマの撮影のリハで……っていうストーリーの流れ、自然に現代パートに入り込めて、うまいな〜と思いました。
観劇していて思ったのですが、このお芝居の笑いのセンスがめちゃめちゃ好きです。誰でもわかりやすいモノマネや明るい下ネタ、メタ視点などなど。どれもツボで、すっごく笑いました。
序盤のプロデューサーさんもそうだし、武田鉄矢さんのモノマネも、中盤のお相撲さんも、大和屋さんも面白かった。
沖田くんの前の役者が魚顔とか、TEAM NACSいじりが入ってるのとかも笑いました。(私はTEAM NACSさんはあまり知りませんが、それでも面白かったです)
序盤の殿様ゲームとか、あぶらあるばむゲームとか、本当にに声出して笑いました。こんなにたくさん笑えるお芝居を生で観たのって久々かもしれないです。
芹沢鴨のイメージがどうしても悪役なので、ああいう陽気で粋な鴨さんが新鮮でした。観劇後、TEAM NACS版からとても人気の高いキャラクターだと聞いて、納得です。鴨さんの生き様、かっこよかった。鴨さんの退場シーンでは思わず涙を流してしまいました。
あと、土方さんが坂本龍馬を演じていたという劇中の設定。これには非常に驚かされました。
とにかく土方さんに終始びっくり。
この舞台は5人ですべての役を演じているので、リバーシブルの羽織を活用していますが、新選組の人間を演じる時は新選組柄の羽織、長州藩側の人間を演じる時は黒い羽織を着ます。
土方さんは舞台上でこの羽織を裏返して暗躍する訳ですが、この羽織の裏返し方がとにかくかっこいい。
土方歳三から坂本龍馬になる瞬間。坂本龍馬から土方歳三になる瞬間。華麗な羽織捌きと、ガラッと変わる雰囲気に圧倒されました。
私達は史実を知っているわけで、土方歳三が坂本龍馬であったとしたなら本来の史実には絶対に辿り着かない。ならどうやって史実通りになるように物語を持っていくんだろうと思いながらドキドキして見ていたのですが、主人公シゲが土方さんを止めることによって歴史が正しい流れに動いたんですね。
シゲが土方さんと桂さん相手に対峙するシーン、彼の言葉に胸を打たれました。
最初はほんとにどこにでもいる現代人、どちらかというとダメ人間のシゲ。
歴史上の人物と触れ合うことによって自分で色々と考えて、一生懸命自分なりに出した答えがあのラストの総理大臣になるという発言かと思うと、心があたたかくなります。
夢の中で一度死んでるから、今は何も怖くないという台詞がありますが、それはシゲが成長したからこそ言えるのではないかなと思いました。
このお芝居、皆さん1人で何役も演じるのほんとに大変だと思うんですが、全然違和感がなくて。永倉さんや藤堂さんのように、演じる上でビジュアル的に明らかに違和感が出そうなところはうまく笑いに変えていて、本当にすごかったです。
今回の5人、皆さん演技力高い。一瞬でシーンも変わるし、袖にはけた次の瞬間には別人を演じなければならない。でも違和感を感じることはなかったです。
俳優さんってやっぱりすごいなぁ〜!と感動しました。
そして最初のあの謎の薬の人、土方さんだったんですね?最初全然意識して見ていなかったので、ちょっと後悔。もう1回よく見たい!笑
この他にも細かいところでいっぱい見たいところがあって、1回の観劇では足りないですね……。
初回観劇時の自分なりの感想を踏まえて2回目を観たいです。これは割とどの舞台にも当てはまることですが笑
もう一度色々なところに注目しながら観たいので、DVDを買おうか悩んでいます。
あと、余裕があればTEAM NACSのオリジナル版も見てみたい!こちらも映像化されてるみたいなので、本当に余裕があればなのですが。
総じて笑いとシリアスのバランスが良い舞台だと思いました。とても面白かったです!