ピスタチオはみどりいろ

推し活のことをゆるゆる書きます。アイドル、お芝居、野球など

G20サミット期間中に大阪へ観劇遠征したことなど。

舞台「文豪ストレイドッグス 三社鼎立」

2019.6.29 sat

森ノ宮ピロティホール

 

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こちらをG20大阪サミット期間中に観劇してきました。

 

今回の観劇は、タイトル通り舞台の内容以外のところで色々ありすぎて大変でした……。

この記事は純粋な観劇の感想ではなく、遠征の感想と観劇の感想がごちゃまぜになってしまいますのでカテゴリも変えてます。(普段はお芝居カテゴリで観劇の感想を書いています)

 

当初公演チケットを購入した際はG20大阪サミットの事など全く頭に入っておらず、いつも通り日帰りで観劇して帰ってくるつもりでいました。そのため、遠征のための高速バスチケットを購入しようとした際に、初めて事の重大さを認識することとなります。

私の地元から大阪へは高速バスでの遠征が一般的なのですが、サミットに伴い道路規制が行われるため、6/27-30の4日間、大阪便は全社ほぼ全便運休。

私がそれを知ったのは、公演10日前。完全にサミットのことなど気にしていなかったので一瞬思考回路が停止しました。日頃ニュースを見ていないツケが回ってきたんだと思います。

 

高速バスで大阪に行けないとなると、別の交通手段を考えなければなりません。

以前友人がフェリー+電車乗り継ぎで大阪まで行けると言っていたことを必死に思い出し、フェリー会社にG20期間中の運航確認の電話をしました。期間中問題なく運行していること、電車を乗り継いで難波まで行く場合割引券があること、人間のみの乗船の場合予約ができないこと、乗船集合時間のことなど担当の方に丁寧に教えていただき、一安心。フェリーで大阪に行くことが決定しました。

あとから別の友人に聞いた話ですが、高速バスの大阪便は全便運休でしたが、三ノ宮までの便は運行していたので、そこから電車に乗り換えるという手もあったそうです。私は思いつきもしなかった……。

 

交通手段がフェリーに決まったのはいいですが、そうすると今度は公演終了時間とフェリーの運行時間の問題で日帰りができなくなりました。

そこで慌てて宿を確保。節約のために大阪遠征で宿泊の必要があるときはいつもネットルームにお世話になっています。今回も空室残りわずかでしたが無事に宿を確保できました。ここはあと少し遅ければ間に合ってなかったと思います。ギリギリセーフ。

 

こうしてバタバタと遠征の準備が整い、不安いっぱいの中で公演日を迎えることとなりました。

 

交通手段の問題以外にも、コインロッカーが使えない問題に直面しました。

ただの一人旅なら一泊程度なら大きめリュックにサコッシュという荷物少なめスタイルで行くのですが、今回は観劇+ネットルーム宿泊のため荷物が増える。結果、大きめリュックにキャリーバッグという立派な遠征装備で行くこととなりました。

でもこんな大荷物、どこかで預けられなかったら大変。普段なら劇場で荷物預かりをしてくれたり、劇場内にコインロッカーが設置してあったりするのですが、今回はそれも無いのです。

幸い、大阪に到着してから公演まで時間に余裕があり、先に宿泊先にチェックインして荷物を預けることができたので事なきを得ました。

 

大阪に着いた途端、警察官の数にビビりました。どこに行っても警察官がいる……。

入場時も、普段とは全く違う厳戒態勢。事前に荷物チェックがあることは知っていたので心構えはしていたのですが、荷物チェック→金属探知機チェック→入場の流れはドキドキしました。

また、一度入場してしまうと再入場が不可だったことから、劇場内のお手洗いは普段以上に混雑していた印象です。

 

 

肝心の観劇の感想ですが、とにかくアクションがすごい。敦くんの運動量が半端ない。

また、プロジェクションマッピング等に頼らずほぼ人力で異能を表現していたのがとても印象深く、アンサンブルの皆さんに感動しました。

私は観劇時には漫画も未読、アニメも未視聴、唯一やっていたのはスマホアプリゲームを少しのみだったので、想像力をフル回転させて観劇したのですが、これが楽しくて。後から答え合わせのためにスマホアプリゲームをやり込んで、すっかりハマってしまいました。

 

お話の中で一番好きになったのが、ルーシー。彼女の境遇と葛藤と選択に、心打たれました。敦とルーシーが再会し対話する場面、あの場面が 本当に心に残っています。

また、旧双黒の2人が口喧嘩しながらもお互いを信頼して共闘するシーン、とてもかっこよかった!2人のファンがとても多いことにも納得です。コミカルさも残しつつとてもかっこいいって、素晴らしいですね。

 

舞台の終盤、新双黒が共闘し、ラックライフさんの劇中歌が流れ、一番盛り上がるシーンは、残念ながら集中して観劇することができませんでした。

というのも、私の目の前の席が小学生中学年〜中学生ぐらいの男の子、その子の隣に保護者さんが座っていて。男の子がとにかくじっとしていられないらしく、物語が進むにつれてごぞごぞ動く動く動く……。横を向いたり、前のめりになったり、こちらを見てきたり。そして動くたびに保護者が男の子を叩いたり、戻したり。

目の前でそれを繰り広げられて、終盤にはほぼ動きっぱなし。私はそういうことをされると特に集中力を削がれるタイプなので、物語の一番盛り上がるシーンを必死に目に焼き付けようとしていたのですが、全く頭に入ってきませんでした……。(あまりにもひどかったので一度だけ注意をしたのですが、子供相手のため全く効果はありませんでした)

あのシーンは、これから配信かアニメで改めて楽しもうと思います。dアニメストアで配信があるので、これを機に入会してきました。ゆっくり観返すのが楽しみです。

 

 

観劇後は友人と美味しいお肉を食べて心身共に回復し、次の日もフェリーで無事に帰ってきました。帰りのフェリーは疲れからかびっくりするほど熟睡したので一瞬で地元に着きました。横になってゆっくり寝られるのは、フェリーのいいところですね。

 

今回、本当に色々なことがありましたが、無事に観劇して帰ってこれたので良かったの一言につきます。

そして、自分でも驚くほど、文ストという作品に興味が湧いているので、過去の舞台公演やアニメ、そして大千秋楽で発表された実写映画化など楽しみたいと思っています。

貴重な経験と引き換えにどっと疲れた遠征でした。でも、不思議と楽しかったです。趣味のためなら動ける、どこかからパワーが湧いてくることを実感した2日間でした。